こんにちは、DEMIです。
先日のブログ記事でもお話ししましたが、私は先日、病気のための手術をしました。
手術と1週間ほどの入院だったので、総額にするとかなりな金額の医療費がかかりましたが、実はそれを回避する方法があるんです。
公的医療保険の仕組み
国の公的保険を利用する
私は今回の入院で、公的医療保険をフル活用して医療費を最小限にできました。
日本では国民全員が公的医療保険制度に加入する必要があります。
そうえいば、医療費の明細を見ると3割と書いているのを見たことがあるわ
医療費を2割負担、3割負担だけ払うというのはよく聞く話です。
もちろん、その公的医療保険も活用したのですが、もっと医療費を抑えられる方法があります。
それが、高額療養費制度というものです。
高額療養費制度って何?
厚生労働省のホームページを調べればすぐにわかります。
高額療養費制度について
医療費の家計負担が重くならないよう、医療機関や薬局の窓口で支払う医療費が1か月(歴月:1日から末日まで)で上限額を超えた場合、その超えた額を支給する「高額療養費制度」(こうがくりょうようひせいど)があります。
上限額は、年齢や所得に応じて定められており、いくつかの条件を満たすことにより、負担を更に軽減するしくみも設けられています。
全ての方が安心して医療を受けられる社会を維持するために、高齢者と若者の間での世代間公平が図られるよう、負担能力に応じたご負担をいただく必要があります。
引用元:厚生労働省より
簡単に説明すると1か月間の入院費用が所得によって負担額が抑えられるという制度です。
高額療養費制度は年齢や所得によって負担額が違います。
詳しくは、厚生労働省の高額療養費制度をご覧ください。
高額療養費制度を利用される皆様へ
https://www.mhlw.go.jp/content/000333279.pdf
引用元:厚生労働省HPより
区分がいくつかに分かれているので、事前に申請しておくことで、自分がどこの区分に属するかも知ることができ、計算しやすくなると思います。
高額療養費制度の申請方法
私は、高額療養費制度を申請して、最低限の医療費で手術できました。
申請の仕方も、とても簡単で、健康保険協会に前もって連絡をしておいて、送られてきた書類に必要事項を書いて返送するだけです。
返送してから1週間から10日ほどで限度額適用認定証という保険証が届きます。
あとは、入院時に限度額適用認定証と保険証を病院側に提示すれば限度額が適用されるという仕組みです。
利用期限も最長で1年間できるため、長期間に渡って入院されるという方でもおすすめです。
(ただし、高額療養費制度が適用されるのは1か月ごとになりますのでそこは注意してくださいね)
私も何かあるかもしれないと思って、1年間分の申請をしてあります。
また、高額療養費制度は申請をし忘れた、急に入院することになってしまったという場合でも、一旦は先に医療費を払わないといけませんが、過去2年をさかのぼって申請することもできます。
では、実際に私が払った金額を見てみましょう。
私が実際に利用した高額療養費制度の全貌
手術費用
これは、私が先日受けた手術をした時の医療費の金額です。
普通では90万円近くの医療費がかかっていたということになります。
ここから30パーセントの負担を計算します。
881,260×30%=264,378円
こんなにもかかってしまうのね!!
それが…高額療養費制度を使ったので、57,600円となりました。
ただし、入院時の食事や部屋代など負担外のものもありますので、注意してください。
私の場合は65,000円ちょっとでした。
このように高額療養費制度を使えば、かなりコストを抑えることができるのです。
しかし、知らない人のほうが多い…。
私も、病院から紹介されて知りました。
しっかり調べてみたのはそのあとのお話。
もしも、このことを知らされていなかったらと思うと怖い( ゚Д゚)))))ですね。
まとめ
公的医療保険は年齢や待遇によって人それぞれ負担割合が違いますが、多くの人が公的医療保険を負担するのは2割~3割です。
しかし、突然の手術や病気による医療費を考えると高額な医療費もかかってしまうのもまた事実です。
いつ、どんな時、事故にあったり突然の病気に遭遇するかもわかりません。
かといって、民間の保険で賄おうとすると、保険代もバカにならない…。
でも、公的医療保険の使い方を知っていれば、高額な医療費を払うこととを回避できます。
高額療養費制度を利用するには?
- 事前に高額療養費制度の申請をしておく
注意:加入している公的医療保険によって申請方法が違います。 - 申請して1週間も経てば限度額適用認定証が届く
- 入院時に病院側に保険証を提示すれば、請求額を変更してくれる
もしも高額療養費制度の申請を忘れてしまったり、この制度を知らなかった場合は?
過去2年まではさかのぼって申請することができます。
(詳しくは加入されている公的医療保険機関にお問い合わせください)
日本は、公的制度がしっかりしている国です。
その公的制度を理解し、適切に利用して快適ライフを過ごしていきましょう!
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